技術資料 差圧流量計編3.

オリフィスの概要

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JIS Z8762-1:2007 (ISO 5167-1:2003)  円形管路の絞り機構による流量測定方法 第1部:一般原理及び要求事項


JIS Z8762 の規格群は、差圧変換部全域で亜音速であり、かつ、流体が単一の相である場合にだけ適用可能であるが、脈動流には適用できない。
さらに、これらの絞り機構は、決められた管路径及びレイノルズ数の範囲で使用することができる。

JIS Z8762 の規格群は、信頼できる装置を用いて十分な数の実験を行い、不確かさを含めた高品質な測定に基づいているので、絞り機構の寸法
形状及び使用条件がこの規格群に適合していれば、校正しないで流量測定ができる。

管路に挿入される装置は、絞り機構という。この絞り機構は圧力取出し口を含む。測定に必要なほかの測定系及び装置は、二次装置(導圧管、差圧計など)という。

JIS Z8762 の規格群は、次の4部から構成する。

JIS Z8762-1:2007   円形管路の絞り機構による流量測定方法 第1部:一般原理及び要求事項

JIS Z8762-2:2007   円形管路の絞り機構による流量測定方法 第2部:オリフィス板

JIS Z8762-3:2007   円形管路の絞り機構による流量測定方法 第3部:ノズル及びノズル形ベンチュリ管

JIS Z8762-4:2007   円形管路の絞り機構による流量測定方法 第4部:円すい形ベンチュリ管



上に記載しているとおり、オリフィスは JIS Z8762-1  -2  :2007  に規定された絞り機構の寸法形状が規格に適合していることが確認された
場合は校正、流量試験をおこなわないで使用することができますので、弊社ではオリフィスの寸法検査をおこない、規格に適合していることを
確認することで合格としており、流量試験をおこなわないで出荷しております。

流量試験の要望があっても、設備、計測機器 など流量試験がおこなえない環境でも、規格に適合していることが確認された場合は出荷となります。

流量試験の要望がある場合には、生産をお断りする場合がありますことを、予めご了承ください。

お客様にてオリフィス計算をおこなう場合は、上の JIS Z8762-2:2007 の冊子を入手して内容をよく読んで計算をおこなってください。

弊社ではオリフィス計算の内容は、お客様へ開示しておりませんのであらかじめご了承ください。



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